口腔ケアによる感染症予防④
2021年3月24日
IgAはお口の中の見張り役!
口腔内では、細菌やウイルスを防御するためにIgAという抗体が働いていて、お口の中が不衛生だとIgAによる防御が困難になってしまいます。
歯周病菌や細菌の塊のプラークなどの炎症性物質は血流に乗って全身に流れてしまいます。そのため、体のあちこちに炎症を起こし、その結果、体の免疫機能を低下させ、ウイルス感染による炎症が進みやすくなる場合もあるので注意が必要です。
IgAの働きを低下させないためにも、お口や全身の免疫が十分に働くようにし、ご自分で出来るケアとして、正しい歯みがきをすることで免疫機能を下げないようにしましょう。歯科医院などでのプロフェッショナルケアで清潔なお口を保つことが、感染症予防に重要です。