8020運動って?
2020年9月19日
日本は世界有数の長寿国
日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳(2018年)で、男女の平均寿命では
世界一という栄冠を持っています。しかし、歯の寿命がこれに追い付いていません。
そこで登場したのが8020(ハチ・マル・ニイマル)運動です。
これは80歳の時に20本の歯を残そうという運動で、平成元年に厚生労働省や日本歯科医師会などによって始まりました。そもそも「80歳で20本の歯を」と呼びかける理由は、第二大臼歯(12歳臼歯)まで全てあると28本ですが、そのうち20本の歯があれば大抵の食べ物が噛める、という考え方からです。
美味しい食事はそのまま生きる楽しみに繋がり、さらにあなたの健康寿命をのばしてくれます。
80歳で20本の歯がある人はどのくらいいるのか?
2016年の調査で80歳の平均現在指数(現在ある歯の数)は約17本(前回調査は14.2本)、また80歳で自分の歯が20本以上ある者の割合は、初めて50%を超えました。(65-74歳では68.9%、85歳以上では25.7%)。
この数字はこの運動発足時と比較すると増えており、効果は上がっているといえます。しかし、中年期以降、急速に歯を失っていく傾向は変わりません(グラフ参照)。
8020を達成すための心がけとか?
まずきちんとした歯磨きと、定期歯科検診で虫歯や歯周病を早く見つけ、早期に治療を受けることです。と同時に、歯並びに問題がある場合は、矯正歯科治療を受けて、お手入れしやすく、よく噛める美しい口元を手に入れることも予防という観点から大切です。各年代でそれぞれ気をつけなければいけませんが、いずれにしても歯のターニングポイントと言われる40~50歳代では必要な歯科治療をきちんと受けておくことが8020達成へのカギと言えます。
定期歯科検診に行っている人と、歯が痛くなった時だけ治療を受けた人とで、80歳の
時残っていた自分の歯の本数には、約10本の差が出たというデータがあります。
さらに、雑誌プレジデントの“人生の後悔”についてのアンケート調査で、70歳代の方
の健康分野では「歯を失ったこと」という後悔が1位でした。
※図資料:Dentwave.com
歯を失うと、人生の大きな楽しみである“食事の楽しみ”が半減してしまうため、こんな
にも後悔することになってしまうのです。
8020達成とかみ合わせには、どんな関係が?
これまでの調査では8020達成者では著しい不正咬合の方はいらっしゃいませんでした。特に受け口や開咬(上下の前歯がかみ合っていない)では達成者は一人もいませんでした。
8020達成者に多かったのは、前歯や奥歯がしっかりとかみ合わさり、右も左もバランスよく当たっているという安定した咬合でした。かみ合わせがいいとしっかり物が噛めるため、脳への血液量が増え、全身への健康にもいい影響を及ぼします。また、骨の老化防止にも繋がるため、QOL(生活の質)の向上にもつながるわけです。
かかりつけ歯科医の必要性
8020達成者のほとんどは、以前から「かかりつけ歯科医」をもち、歯科医院を訪ねり頻度も高かったそうです。
“人生の後悔”をしないため、定期歯科検診を受けましょう!
当院ではまずは詳しく検査をしてから、お一人お一人に合った治療やケアをご提案しています。虫歯や歯周病など一般歯科の治療はもちろん、矯正歯科やインプラントなど専門性の高い分野についても、ぜひご相談ください。