入れ歯のお手入れ方法①
2023年7月21日
厚生労働省の調査結果によると、60代に入ると約5人に1人の方が入れ歯を使っており、高齢になればなるほど使用する割合も上がっています。ただ入れ歯は着脱式の装置であるため、毎日きちんとお手入れをする必要があります。正しくお手入れをすることにより、美味しく食事をとることもでき、健康寿命を延ばすことにつながります。
もし入れ歯のお手入れが不十分で、お口の中や装置が不潔になると、いろいろなトラブルが起こります。
<トラブル①>
入れ歯のプラスチック部分は汚れがつきやすく、口臭の原因になります。
<トラブル②>
とくに部分入れ歯の場合、歯に引っかけているバネの部分が汚れてくると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
<トラブル③>
誤嚥性肺炎(肺に流れ込んだ細菌が繁殖することで起こる肺炎)の原因になります。
<トラブル④>
お口の中の細菌が多くなると、粘膜が赤くなったりなど口内炎ができたりします。
<トラブル⑤>
口の中の細菌が元になり、お口の中にもカビが生える原因になります。基本的に免疫力があれば生えてきませんが、免疫力が下がってきたり、体調を崩したりすると生えたりします。