妊娠中でもぜひ歯医者さんへ!
2024年8月23日
妊娠中の歯とお口のトラブルを紹介しましたので、今回はトラブルを予防するためのポイントについてご紹介いたします。
ポイント①
つわりの時、口の奥まで歯ブラシを入れることで吐き気をこみあげる方もいらっしゃいます。吐き気を防ぐには、歯ブラシはなるべくヘッドの小さいものを選びましょう。歯ブラシは口の横から入れて、小刻みに奥歯や親知らずを磨くようにすると先端が奥の方までいきにくくなります。
きつい匂いで吐き気を起こしやすい人は、香料を抑えた歯みがき剤を選びましょう。やさしいミントの味やフルーツ味の歯みがき剤もあります。
またテレビや音楽を流しながら、あるいはお風呂に入りながら磨くなどの「ながら磨き」は気分転換と共にリラックスできるのでおすすめです。
ポイント②
つわりで全く歯みがきができない時には、食後に水でうがいをするだけでもかなり違います。殺菌成分やフッ素が配合されていたり、炎症を抑える歯周病予防のための洗口液などもありますので、自分に合ったものを利用するのもいいでしょう。
出産後は忙しく、赤ちゃん中心の生活になるため、自分のことはどうしても後回しにしてしまいがちです。
ですので、体調が安定してくる妊娠中期(妊娠5ヶ月~7ヶ月ぐらい)にはぜひ一度歯科医院を受診しましょう。
当院では、妊婦さんが使っても大丈夫な薬剤を使ったり、短時間で済む処置を行うなど母体に配慮した治療を行うよう、
心がけております。また世田谷区では産前産後の2回無料で歯科健診を受診することができますので、上手に利用してみて下さい。