健康管理の秘訣はオーラルフレイルの予防から
2022年2月24日
お口の衰えの予防を!!
以前にもこのブログでご紹介したことのある「フレイル」という言葉ですが、わかりやすく言うと「加齢により心身が老い衰えた状態」のことを言います。新型コロナウイルスの広まりにより、自粛生活が長引き、フレイルがさらに進んでいることがわかってきたそうです。とくに、口腔機能の衰えである「オーラルフレイル」に該当する人は、65歳以上の半数にものぼるという結果が出ています。
高齢になり口の機能が衰え始めると、ついつい軟らかいものを中心に食べるようになり、だんだん咀嚼機能が衰えていきます。その結果、食欲も低下して、さらに体の栄養状態も悪くなります。オーラルフレイルのリスクが高まると、硬いものが以前より食べられなくなってしまったり、食事中によくむせたり、口がよく乾いたりするようになります。
このオーラルフレイルを防ぐセルフケアとして、まずは日々の歯のケアと、ちょっとしたお口の体操などがあります。口腔ケアは、歯ブラシの他、歯間ブラシ、フロスなどを使い、時間をかけて磨いてみてください。お口の体操は、耳下腺、顎下腺、舌下腺を刺激する体操や舌を前に出したり、頬を膨らませる体操をすることで唾液の分泌が促されるため、お口が潤い、様々なオーラルフレイルを予防することができます。
それと共に、自分の口の機能の状態をきちんと認識するためにも、歯科医院で定期的な健診を受けることが大切です。3ヶ月~6ヶ月に1度は受診しましょう。